デジタルツインとは?わかりやすく最新技術を徹底解説。メリットや導入事例も!
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ローカル5Gとは、企業や自治体が主体となり、特定のエリアに専用の5Gネットワークを構築する仕組み。一般的な5GやWi-Fiと異なり、ネットワークを自社で占有できるためカスタマイズ性が高く、超高速・低遅延・多数同時接続という5Gのメリットを最大化できる。
ローカル5Gとは、企業や自治体が自らの建物内や敷地内などの限られたエリアに、専用の5Gネットワークを構築・運用できる仕組みです。一般的な携帯キャリアが提供する5G(パブリック5G)を誰もが使える高速道路だとすれば、ローカル5Gは自社専用に建設されたサーキットです。他の利用者の影響を受けず、5Gの恩恵(以下表の通り)を独占できるため、極めて高品質で安定した通信環境を自社の業務に合わせて構築できることが最大の特徴です。
| 性能の目安 | 活用イメージ | |
|---|---|---|
| 超高速・大容量(eMBB) | 最大通信速度10Gbps (4Gの約10倍) |
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| 超低遅延(URLLC) | 遅延1ミリ秒程度 (4Gの約10分の1) |
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| 多数同時接続(mMTC) | 1㎢あたり100万台 (4Gの約10倍) |
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(出典)SCSK TECH
多くの企業で利用されているWi-Fiや、通信キャリアが提供するパブリック5G、そして混同されがちなプライベート5Gとの主な違いを整理しました。
| Wi-Fi | パブリック5G | プライベート5G | ローカル5G | |
|---|---|---|---|---|
| 運営主体 | 企業・個人 | 通信キャリア | 通信キャリア | 企業・自治体 |
| 利用エリア | 屋内中心 | 全国 | 限定エリア | 限定エリア |
| 通信の安定性 | 低い | 低い | 高い | 非常に高い |
| セキュリティ | 低い | 中程度 | 高い | 非常に高い |
| 利用者の免許取得 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要 |
| カスタマイズ性 | 低い | 低い | 低い | 高い |
| 導入コスト | 安価 | 不要(利用料のみ) | 高額 | 非常に高額 |
Wi-Fiは手軽に導入できる一方、他の機器との電波干渉を受けやすく、通信が不安定になりがちです。それに対しローカル5Gは免許を取得した専用の周波数帯を利用するため、外部からの干渉が極めて少なく、非常に安定した通信が可能です。
またプライベート5Gは、通信キャリアが企業向けに提供する専用の5Gネットワークサービスです。免許取得が不要で導入のハードルは低いですが、カスタマイズの自由度やキャリアの通信障害時の影響といった点で、自らが主体となって運用するローカル5Gとは異なります。
ローカル5Gの具体的な活用事例を3つの業界に分けてご紹介します。
カメラで撮影した製造ラインの映像をリアルタイムでサーバーに伝送し、AI画像検査を行うことで、熟練者の目でも見逃すような微細な傷や汚れを自動で検出できます。また、数百台規模の無人搬送車(AGV)を遅延なく一括で制御し、工場内の物流を最適化することもできます。
建設現場の高精細な映像をオフィスなどの安全な場所から確認し、リアルタイムに遠隔操作できます。物流倉庫では、多数の自動搬送ロボットを安定的に接続し、ピッキング作業の自動化と効率化を実現します。
医療分野では、地方の患者を都市部の専門医が遠隔で診断・手術支援することで、地域医療格差の解消に貢献します。農業分野では、トラクターなどの農機を自動運転させ、人手不足を解消します。
最後に、ローカル5Gの導入を検討する担当者の方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
A.規模によりますが、初期費用として数千万円から1億円 以上かかる場合もあります。基地局などのハードウェア費用に加え、免許申請、設計・施工費用が必要です。ただし、国や自治体の補助金制度を活用することで、初期投資を抑えることが可能です。
A.通信キャリアが提供するのは、主にパブリック5Gとプライベート5Gです。パブリック5Gは不特定多数で共有する公衆網であり、プライベート5Gはキャリアが企業向けに構築する専用網です。ローカル5Gは、企業自身が免許を取得し、完全に自律したネットワークを構築・運用する点で大きく異なります。